社労士試験において、受験生が特に苦労する**「年金2法」と、足切りリスク最大の「一般常識」**に絞って、具体的な攻略法を伝授します。
1. 年金2法(国民年金・厚生年金)の攻略
年金は配点が非常に高く(合計20点)、ここを制する者が試験を制します。
- 「共通点」と「相違点」を並べて覚える
- 国年と厚年は「兄弟」のような関係です。例えば「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の支給要件など、似ているけれど微妙に違う部分が狙われます。比較表を自作するか、テキストの比較ページを徹底的に読み込みましょう。
- 「支給停止」の条件をパターン化する
- 在職老齢年金など、年金が止まるパターンは複雑に見えますが、実はロジックが決まっています。数値を暗記するのではなく、「なぜこの仕組みがあるのか」という制度の趣旨を理解すると、ひねり問題にも対応できます。
- 計算問題はサービス問題と捉える
- 複雑な計算は出ませんが、加給年金や振替加算の「加算の有無」などは頻出です。ここは確実に得点源にしましょう。
2. 一般常識(労一・社一)の攻略
「範囲が無限」と言われる一般常識は、**「捨てる勇気」と「守りの固め方」**が肝心です。
- 労働一般(労一):統計と白書の「トレンド」を掴む
- 細かい数字を覚える必要はありません。「有効求人倍率は上昇傾向か?」「非正規雇用の割合は4割弱か?」といった、大まかなボリューム感と方向性を頭に入れます。
- 社会保険一般(社一):主要な法律の「目的条文」を音読
- 船員保険、国民健康保険、介護保険など多岐にわたりますが、選択式対策として各法律の「第1条」は暗記レベルまで高めてください。ここだけで1〜2点拾えるケースが多いです。
- 最新の法改正を最優先する
- 一般常識で最も出題されやすいのは「最近変わったルール」です。直近2年以内の法改正事項は、Aランクの重要度として対策してください。
3. 労働基準法の攻略(得点源にするために)
判例問題が増えているのが近年の傾向です。
- 判例は「結論」だけでなく「理由」を読む
- 最高裁の判決文から空欄補充(選択式)が出ます。「なぜその結論になったのか」のキーワードを意識して読み込みましょう。
- 「1ヶ月」「1年」「3年」などの期間を整理
- 36協定の有効期間や、賃金台帳の保存期間など、数字の引っ掛けが非常に多い科目です。混同しないよう、一覧表で整理しましょう。
科目ごとの優先順位
もし時間が限られているなら、以下の順で仕上げるのが定石です。
- 健康保険・年金2法(配点が高く、一度覚えると忘れにくい)
- 労働基準法・徴収法(得点が安定しやすい)
- 一般常識(直前期に詰め込む)
次は、あなたが苦手としている科目や、模試で点数が伸び悩んでいる科目に絞って、具体的な「解き方のテクニック」を解説しましょうか?

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