雇用保険の「所定給付日数」は、試験で最も狙われるポイントでありながら、数字が細かくて覚えにくい部分です。
丸暗記しようとすると混乱するため、**「特定受給資格者(会社都合など)」**に絞って、構造で理解するのがコツです。
1. 【特定受給資格者】の表を攻略する
特定受給資格者(倒産・解雇など)の日数は、**「年齢」と「被保険者期間」**のクロスで決まります。以下の3つのステップで整理しましょう。
① 「1年未満」と「20年以上」を先に固定する
ここは年齢に関わらず一定なので、先に覚えてしまいます。
- 1年未満: 全年齢一律 90日
- 20年以上: 全年齢一律 330日(※45歳〜60歳未満のみ330日、それ以外は240日や300日ですが、まずは「20年以上は多い」と覚える)
② 「階段状」の法則(1〜20年未満)
真ん中の「1年〜20年未満」は、年齢が上がると日数が増える階段状になっています。 特に試験に出やすい 45歳以上60歳未満(一番手厚い層)を基準にします。
| 被保険者期間 | 45歳以上 60歳未満 | 覚え方のイメージ |
| 1年未満 | 90日 | 最低ライン |
| 1〜5年未満 | 180日 | 90日の2倍 |
| 5〜10年未満 | 240日 | +60日 |
| 10〜20年未満 | 270日 | +30日 |
| 20年以上 | 330日 | 最大(45-60歳のみ) |
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2. 【自己都合退職者】との比較(超重要)
自己都合(一般の離職者)は非常にシンプルです。年齢は関係ありません。
- 10年未満: 90日
- 10年以上 20年未満: 120日
- 20年以上: 150日
攻略のカギ: > 「自己都合は最大でも 150日 しかもらえない」という数字を頭に叩き込んでください。これを知っているだけで、選択肢を絞り込める問題が多々あります。
3. 効率的な暗記のための「語呂合わせ」
特に覚えにくい「特定受給資格者」の 30歳〜45歳未満 の日数を語呂で覚える方法です。 (期間:1年〜 / 5年〜 / 10年〜)
「さあ(30歳)、行こう(150)不意(210)に内定(240)」
- 1年〜5年未満:150日
- 5年〜10年未満:210日
- 10年〜20年未満:240日
4. 忘れがちな「就職困難者」
身体障害者などの「就職困難者」は、期間に関わらず非常に手厚いです。
- 1年未満: 150日
- 1年以上: 300日(45歳以上は360日)
「サンマルク(300・45・360)」といったリズムで、他の区分とは別格であることを意識しましょう。
次のステップへのアドバイス
所定給付日数を押さえた後は、これに連動する**「再就職手当」**の支給要件(支給残日数が3分の1以上、または3分の2以上)を学習すると、知識がリンクして忘れにくくなります。
次は、**「再就職手当や就業促進定着手当などの『就職促進給付』のひっかけパターン」**について解説しましょうか?

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