2025年版のテキストと問題集を使って2026年試験に合格することは、戦略さえ間違えなければ十分に可能です。
ただし、社労士試験は「法改正の宝庫」と言われるほど改正が多く、古い知識のまま受験するのは非常に危険です。2025年版の教材を「ベース(土台)」として使いつつ、最新情報をどう補うかが合否を分けます。
以下に、2026年合格に向けた具体的な戦略をまとめました。
1. 2025年版教材を「使い倒す」範囲
社労士試験の約7〜8割は、年が変わっても変わらない「基礎知識」です。2026年本試験に向け、まずは2025年版で以下の土台を固めてください。
- 労働基準法・労働安全衛生法: 概念や基本的な仕組みは共通です。
- 労働者災害補償保険法(労災): 基本的な給付体系などは変わりません。
- 雇用保険法・健康保険法・厚生年金保険法: 複雑な仕組みの理解に時間を割いてください。
- 一般常識の理論部分: 労働経済などは毎年変わりますが、法律の目的条文などは共通です。
注意点: 2025年版の教材を使うのは、「2026年の直前対策期(4月〜5月)」までにしてください。それ以降は、改正事項が多すぎて混乱の元になります。
2. 2026年試験で特に注意すべき「法改正」
2026年試験に向けては、2025年版テキストには載っていない(または内容が古い)以下の項目に注意が必要です。
- 在職老齢年金の支給停止基準額: 50万円から62万円への引き上げ(2026年4月施行予定)。→関連記事
- 障害者雇用率: **2.7%**への引き上げ(2026年7月施行)。→関連記事
- 雇用保険の加入要件: 週20時間以上から週10時間以上への拡大(改正対応の学習が必須、2028年10月1日施行予定)。→関連記事
- 労働基準法の大改正(予定): 13日超の連続勤務禁止や、勤務間インターバルの義務化などが議論されており、試験に大きく影響する可能性があります。→関連記事
3. 合格のための「4つのステップ」
ステップ1:2025年版で「仕組み」を理解(〜2026年3月)
今ある2025年版テキストと問題集で、全科目を2〜3周します。この時期の目的は「暗記」ではなく「制度の理解」です。
- コツ: 2025年版に書き込みをしすぎないこと。後で2026年版に知識を移す際、どれが古い情報か分からなくなるためです。
ステップ2:2026年版の「直前対策教材」を買い足す(2026年4月〜)
ここが最も重要です。以下の2冊だけは、必ず**2026年版(最新版)**を買い足してください。
- 法改正まとめテキスト: 各予備校から出る「法改正対策講座」の資料や薄い冊子。
- 白書・統計対策テキスト: 労働経済や厚生労働白書の内容は、2025年版とは全く異なります。
ステップ3:最新の「模試」を受ける(2026年6月〜)
2026年実施の公開模試(TAC、LEC、大原など)を2〜3回受けてください。模試の問題はすべて「2026年試験の最新ルール」で作られているため、ここで自分の知識を最新版にアップデートできます。
ステップ4:改正箇所を2025年版に「追記」する
最新の法改正情報を得たら、手元の2025年版テキストの該当箇所に大きく**「2026年改正:〇〇→△△」**と付箋を貼るか、赤ペンで修正してください。これにより、使い慣れたテキストを最新版として蘇らせることができます。
4. 理想的な学習スケジュール例
| 期間 | 学習内容 | 使用教材 |
| 現在 〜 2026年3月 | 基礎固め期:全科目のインプット・アウトプット | 2025年版テキスト・問題集 |
| 2026年4月 〜 5月 | アップデート期:法改正・白書対策を開始 | 2026年版 改正/白書対策本 |
| 2026年6月 〜 7月 | 実践期:模試の受験と弱点補強 | 各社 2026年版模試 |
| 2026年8月 〜 本試験 | 総仕上げ:暗記事項の詰め込み | 修正済みの2025年版+改正資料 |
次に私がお手伝いできることはありますか? 例えば、「2026年試験で特に大きく変わる雇用保険の改正点をもっと詳しく知りたい」や「独学におすすめの法改正まとめ本を知りたい」など、気になることがあれば教えてください。

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