社会保険労務士(社労士)試験において、**徴収法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律)**は「超・得点源」と言われる科目です。
徴収法は独立した科目ではなく、「労基・安衛」の枠で3問、「雇用保険」の枠で3問、計6問が出題されます。ここでの仕上がりが合否を直結すると言っても過言ではありません。
効率的に攻略するためのポイントをまとめました。
1. 徴収法を「捨てる」のは厳禁
徴収法は、労基法や雇用保険法に比べて範囲が狭く、ひねった問題が出にくいのが特徴です。
- 目標点数: 6問中 5〜6問(満点) を狙う。
- メリット: 徴収法で稼ぐことで、難問が出やすい労基法や雇用保険法の失点をカバーできます。
2. 頻出項目を重点的に攻める
徴収法は「いつ、誰が、どこに、いくら払うか」のルールが中心です。以下の3点は必ずマスターしましょう。
① 年度更新(概算保険料・確定保険料)
最も出題頻度が高く、かつ実務でも重要な部分です。
- 申告・納付期限: 原則「6月1日から7月10日まで」など、日付の暗記は必須。
- 認定決定: 会社が申告しない場合に政府が計算するルール。
- 延納(分割払い): 分割できる条件と回数、期限のズレを整理する。
② 有期事業の一括・継続事業の一括
建設業などの「有期事業」と、一般の「継続事業」の違いを整理します。
- 法律上当然に一括されるのか(強制)、**申請して承認が必要なのか(任意)**の区別が問われます。
③ メリット制
労働災害が少ない事業所の保険料を割り引く制度です。
- 適用要件: 「連続する3保険年度」「100人以上」などの数字。
- 計算式: 細かい式よりは、「どの範囲で増減するか(±40%など)」の数字を正確に。
3. 効果的な学習ステップ
| ステップ | 学習内容 | 意識するポイント |
| Step 1 | 数字の徹底暗記 | 「10日以内」「50日以内」「10/1000」など、数字のひっかけが多いです。 |
| Step 2 | 労災と雇用の「違い」を整理 | 労災保険料と雇用保険料で、対象となる賃金の範囲や納付先が同じか違うか。 |
| Step 3 | 過去問の反復 | 徴収法は過去問の焼き直しが非常に多いです。10年分を完璧に。 |
4. 注意点:徴収法には「選択式」がない
徴収法は択一式試験のみで出題されます。 そのため、細かい用語の定義を記述できるまで覚える必要はありません。「AかBか」を正確に判断できる判別能力を磨くのが効率的です。
アドバイス: > 徴収法は暗記科目です。理解に時間をかけるより、図解や表を使って「視覚的に」整理し、直前期に一気に詰め込むのが得策です。
次は、具体的な「年度更新の期限」や「メリット制の要件」をまとめた比較表を作成しましょうか?

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