社労士試験における「年金2法」の選択式試験は、多くの受験生が「足切り」に苦しむ最難関の関門です。しかし、近年の傾向を分析すると、対策すべきポイントは明確に絞り込めます。
攻略のための3つの柱を整理しました。
1. 選択式の出題傾向:3つのパターン
選択式では、大きく分けて以下の3パターンが出題されます。
- 「数字」の直接入力: 保険料の額、改定率の算出根拠、加算額、所得制限の基準額など。
- 例:令和7年度試験では「国民年金保険料の引き上げ額とその理由」などが問われました。
- 「目的条文・定義」の穴埋め: 法の目的、被保険者の定義、支給要件の「キーワード」が抜かれます。
- 「事例・計算」の判断: 生年月日や加入期間が示され、特定の加算がつくかどうかを「あり・なし」や「時期」で選ばせるパターンです。
2. 具体的対策:3つのステップ
① 「目的条文」と「用語の定義」を音読する
年金法は、制度の「趣旨」が言葉の端々に現れます。「健全な国民生活の維持・向上」や「老齢、障害、死亡」といった基本的なフレーズで、絶対に1点を落とさない守りの学習が必要です。
② 「数字」は背景とセットで覚える
単なる数字の羅列として暗記すると、試験本番の緊張で忘れます。
- 「なぜこの額なのか?」(例:国民年金保険料は平成16年改正で段階的に引き上げられ、現在は17,000円をベースに改定率をかける仕組みになった等)
- 「なぜこの年齢なのか?」(例:30歳未満の若年妻は再婚の可能性が高いため、5年の有期給付である等)
③ 判例・統計・白書への目配り(直前期)
年金2法は「一般常識」的な側面もあり、最新の年金財政検証の結果や、重要な最高裁判例(振替加算の支給漏れ関連など)が狙われることがあります。
3. 選択式で「足切り」を防ぐテクニック
- 「2点」を確実に取り、残り「1点」を絞り出す: 5問中2問は、基本テキストの太字レベルから出ることが多いです。まずはそこを確実に仕留め、残りの難問は「前後の文脈」と「制度の趣旨」から論理的に推測します。
- 目的条文の「語尾」に注意: 「寄与する」「資する」など、年金2法特有の言い回しに慣れておくことが大切です。
まとめ:年金選択式は「守り」の科目
年金2法の選択式で満点を狙うのは非常に困難です。**「難問に惑わされず、誰もが解ける基本問題を絶対に落とさない」**というスタンスが、結果的に合格ラインの3点を確保する近道になります。
次は、選択式で特に出やすい「国民年金の任意加入被保険者」の条件や、厚生年金の「適用除外」について整理しましょうか?
→「国民年金の任意加入被保険者」の条件
→厚生年金の「適用除外」
動画
「任意加入被保険者」のテーマを徹底解説! この動画では、社労士試験で毎年問われる「任意加入被保険者」について、各法の条文をもとに比較整理されており、選択式対策としての知識の定着に非常に役立ちます。
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