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社会保険労務士試験攻略法 労働安全衛生法

社会保険労務士(社労士)試験において、**労働安全衛生法(安衛法)**は「労働基準法」とセットで出題されます。

多くの受験生が「用語が難しい」「深入りしても点に結びつかない」と苦手意識を持ちやすい科目ですが、深追いせず、頻出ポイントを確実に押さえるのが最大の攻略法です。


1. 安衛法の全体像と得点戦略

安衛法は、択一式で3問、選択式で2問相当(労基法と合算)出題されます。

  • 目標点数: 択一式で2問/3問
  • 深追いは禁物: 専門的な機械の規格や化学物質の名前など、マニアックな規定に踏み込むとキリがありません。
  • 「数字」と「役割」に集中: 「何人以上で選任するか」「誰が選任するか」といった形式的な数字や座組が最も狙われます。

2. 重点攻略ポイント

効率的に得点するために、以下の4つのエリアを最優先で固めてください。

① 安全衛生管理体制(最重要)

「誰を」「いつ(何人以上の事業場)」「どの資格者から」選任するかを問う問題が頻出です。

  • 総括安全衛生管理者: 業種により50人、100人、300人以上。
  • 安全管理者・衛生管理者: 50人以上。
  • 産業医: 50人以上。
  • 安全委員会・衛生委員会: 設置基準の違い(衛生委員会は全業種50人以上)。

② 安全衛生教育

  • 雇入れ時・作業内容変更時: 全業種で実施義務あり。
  • 特別教育: 危険有害な業務。
  • 職長教育: 建設業、製造業など特定の業種のみ。

③ 健康診断と面接指導

  • 一般健康診断: 実施義務、結果の通知、保存期間(原則5年)。
  • ストレスチェック: 常時50人以上の事業場で義務。
  • 長時間労働者への面接指導: 休憩時間を除き、1ヶ月100時間(または80時間)超えの基準など。

④ 計画の届出

  • 29条(元方事業者の講ずべき措置): 建設業や造船業における「特定元方事業者」の義務。
  • 88条(計画の届出): 着工の30日前(または14日前)までといった期限と提出先のひっかけに注意。

3. 効率的な学習テクニック

比較表を作る

安衛法は「数字」の暗記が多いため、バラバラに覚えると混乱します。

  • 「50人以上」で必要になるものリスト(衛生管理者、産業医、衛生委員会、ストレスチェック、健診結果の報告)を横断的にまとめましょう。

過去問をベースにする

安衛法は過去問の類似問題が出やすい傾向にあります。

  • テキストを読み込むより、**「過去10年分の過去問で問われた数字」**を先に覚える方が、短期間で合格ラインに到達します。

選択式対策

安衛法の目的条文(第1条)は、キーワードの穴埋めとして狙われやすいです。

「職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。」 といったフレーズは、一言一句正確に覚えましょう。


4. 注意すべき落とし穴

  • 安衛則(規則)の深追い: 条文だけでなく「則(規則)」まで細かく見始めると、他の主要科目(年金法など)の時間がなくなります。テキストの重要度Aランク以外は「出たら運が悪かった」と割り切る勇気も必要です。

まずは**「安全衛生管理体制の人数基準」**の比較表を作成することから始めてみてはいかがでしょうか? もしよろしければ、主要な役職(安全管理者、産業医など)の選任基準をまとめた一覧表を作成しましょうか?

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